まつげエクステンションの「知りたい基本情報」をまとめました!

目元のおしゃれとして定番化してきた、まつげエクステンション。

トレンドだとは知っているけれど、実は基本の知識はあやふやな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

目元はトラブルに繋がりやすい、デリケートな部分です。

だからこそ、正しい知識を得た上でまつげエクステンションを楽しみましょう。

目次

まつげエクステンションとは?

初めてまつげエクステンションを装着される方のために、まずはまつげエクステンションとは「何か」をご紹介します。

 
笑顔の女性(マツエク)

まつげエクステンションとは

まつげエクステンションは、専用のグルーを使用し、自まつげ1本1本に人工まつげを装着する技術のことを指します。

メイク時間が短縮でき、すっぴんにも馴染むため、目元のおしゃれとして人気の技術です。

 

つけまつげとの違い

まつげエクステンションは、つけまつげとは似て非なるもの。

つけまつげは既に完成したまつげを都度装着、取り外す必要がありますが、まつげエクステンションは都度の取り外し不要で、3〜4週間に1度の付け替えのみでメンテナンスは問題ありません。

また、自分好みのデザインに仕上げることができるため、年齢を問わず楽しむことができます。

 

まつげパーマとの違い

まつげパーマは、まつげエクステンションに並び、近年人気の技術です。

まつげエクステンションは、人工まつげを装着してまつげをボリュームアップするのに対し、まつげパーマは自まつげにカールを付け、まつげ本来の長さを活かす技術。

マスカラでカールが落ちやすい方や、逆さまつげに悩んでいる方に好まれています。

 

まつげエクステンションは何でできている?

まつげエクステンションは、触り心地などでシルクやセーブルと毛質の呼び方が異なります。しかし毛質は違くとも、原材料は全てPBT(ポリブチレンテレフタレート)で出来ています。

まつげエクステンションを製造する過程で、材質や柔らかさ、風合いが変化するため、それぞれのイメージに合ったネーミングで展開されています。

 

まつげエクステンションの種類

続いて、まつげエクステンションの種類についてご紹介します。

デザインやカールなどの基本を知って、ご自身の理想に適したまつげエクステンションを楽しみましょう。

 
マツエク(素材)

まつげエクステンションのカールのデザイン種類

ナチュラル

職場や学校で目立たないような、ナチュラルな目元を好む方に人気です。
緩めのカールを使用し、自まつげの長さや太さを生かしつつナチュラル度合いを調節するため、自然にぱっちりとした目元を演出できます。

すっぴんにも馴染みやすいデザインです。

キュート

黒目が縦に強調されドーリーでぱっちりとした印象になるところが特徴。
ナチュラルデザインよりも強めのカールを使用し、中心を長くすることで目頭や目尻の長さを調整します

可愛らしい目元を演出したい方におすすめのデザインです。

 

エレガント

上品で女性らしい目元を演出するエレガントデザインは、一重や奥二重の人に多い、鋭くみられるというお悩みをお持ちの方に最適です。

目尻に向かってまつげエクステンションが長くなるところが特徴です。

 

ゴージャス

つけまつ毛を着けたような、ボリューミーで華やかなまつ毛が好みの方におすすめのデザインです。

目頭は短く中央から目尻にかけてまつげエクステンションが長くなるデザインで、目力アップにもつながります。

 

カールの種類

Jカール

緩やかなカールで、ナチュラルデザインに適しています。

まつげエクステンションの長さがそのまま生かせるため、まつげの長さを感じやすいカールの種類です。

 

Iカール

IカールはJカールよりもカールが緩やかで、より自まつげに近い自然な目元に仕上がります。

そのため、目尻の調節や下まつげへの装着にも役立ちます。

自まつげが上向きで、ナチュラルデザインを好む方におすすめです。

 

Cカール

まつげエクステンションの基本的なカールの種類。

汎用性が高く、幅広いデザインに用いることができるカールです。

また、まつげエクステンションはカールが強いほど上向きまつげになるため、逆さまつげに悩む人におすすめです。

 

毛の種類

シルク

まつげエクステンションで最もポピュラーな毛の種類。
太く光沢があり、しっかりとした艶のある毛質で、少ない本数でもくっきりとした目元に仕上がります。

まつげエクステンションの毛質の中でも価格設定が低いことが多いため、コストパフォーマンス重視の方におすすめです。

 

ミンク

ミンクは、柔らかくて軽く、マットな質感で自まつげに馴染みやすい毛質。
ナチュラルな仕上がりにまとめることができ、素朴な印象を演出することができます。

価格も安いため、コストを下げつつ、ナチュラルに仕上げたい方におすすめです。

 

セーブル

軽くて柔らかく、まつげエクステンションで最も質の良い毛質です。
自まつげへのダメージも他より少なく、耐久性も最も高いことが特徴。

着け心地も非常に良く、自まつげのような感覚を求める方におすすめです。

 

フラットラッシュ

フラットラッシュは、軽量化で自まつげへの負担も軽減されたまつげエクステンションです。
従来のシングルラッシュよりも、自まつげとの接着面積が広く密着度が高いため持ちが良いのが特徴。

目元の印象が際立つデザインが好みな方におすすめの毛質です。

 

エクステンションの種類

長さ

まつげエクステンションの長さは6mm〜15mm。

長さによって、仕上がりや向いているデザインも異なります。

下記を参考にして、希望の仕上がりに合った長さを選びましょう。

  • 9mm〜11mm:自然に仕上げる際の一般的な長さ
  • 6mm〜8mm:下まつげに向いている長さ
  • 9mm〜13mm:使い勝手がよく、人気No. 1の長さ
  • 14mm〜15mm:ゴージャスな目元に仕上がる長さ
 

太さ

まつげエクステンションの太さは0.1mm、0,12mm、0.15mm、0.18mm、0.2mm、0.25mmです。

サロンやアイリストによって品揃えが異なるため、サロンを選ぶ際は要確認。

下記を参考にして、太さを検討しましょう。

  • 0.1mm〜0.12mm:平均的な女性のまつげの太さ
  • 0.15mm:マスカラ1度塗り程度の太さ
  • 0.2mm:マスカラ2度塗り程度の太さ
  • 0.25mm:ボリュームマスカラ使用時とほぼ同じ太さ
 

まつげエクステンションのメリットデメリット

まつげエクステンションには、メリットもある反面、デメリットも。

メリットだけでなく、デメリットも把握した上で施術を検討するようにしましょう。

目を開いた女性(アップ)

まつげエクステンションのメリット

まつげエクステンションには、下記のようなメリットがあります。

 

メイク時間を短縮できる

まつげエクステンションは、装着する太さや本数などによって、アイライン効果を発揮します。

また、マスカラをつける必要もないため、朝のメイク時間を短縮できるでしょう。

 

汗や水に強い

夏場やマスクの湿気で、マスカラが落ちてしまったり、カールが取れてしまったことがある方も多いのではないでしょうか。

まつげエクステンションは、汗水に強いため、カールが落ちることもパンダ目になることもありません。

 

まつげエクステンションのデメリット

まつげエクステンションには、下記のようなデメリットがあります。

 

目周りのトラブルにつながる

まつげエクステションを装着している間は、間違ったケア方法を続けてしまうと結膜炎などのトラブルにつながる可能性も。

正しいケア方法を行うようにしましょう。

 

定期的なリペアが必要

まつげエクステンションは、約1ヶ月毎のリペアが必要です。

そのため、装着している毛質や本数によってはコストがかかってしまう場合も。

 

まつげエクステンションの注意点

まつげエクステンションの装着には、いくつかの注意点があります。

中には、体質などによって施術を受けることができない方もいるので、ご自身は施術をしても大丈夫か確認をしましょう。

 
目を触れている女性

施術を受けることができない人とは?

まつげエクステンションの施術を受けることができない人もいます。

下記の条件に当てはまる方は、予約前にサロンに確認、相談するようにしましょう。

 

アレルギー体質の方

アレルギー体質の方の中には、まつげエクステンション装着時に使用する専用グルーにアレルギー反応を起こす方も。

初めてまつげエクステンションの施術を受ける方は、サロンでのパッチテストの可否を確認することをおすすめします。

 

妊娠中の方

妊娠中は、ホルモンバランスが乱れることにより、グルーに対してアレルギー反応を起こす危険性があります。

また、お腹が張りやすい方には、施術時の仰向けに寝転がる姿勢が負担になる場合もあるため、妊娠中のまつげエクステンションはおすすめできません。

 

目周りにトラブルがある方

まぶたに傷があったり、結膜炎を引き起こしているなど、目周りにトラブルがある方は施術ができません。

また、何らかの理由で眼科にかかっている方は、施術を受ける前に、主治医に相談をするようにしましょう。

 

まつげが傷んでいる方

まつげが傷んでいると、まつげエクステンションが装着できず、施術を断られてしまうケースもあります。

毎日のまつげケアをしっかりと行い、健康なまつげの維持を心がけましょう。

 

まつげエクステンションの施術を受けるには

まつげエクステンションは、目元を扱う、非常にデリケートな施術です。

国家資格である美容師免許を取得し、正しい知識と技術を持ったアイリストでなければ、怪我をさせてしまう可能性があります。

そのため、まつげエクステンションを装着する際は、資格をもったアイリストが在籍するサロンで施術を受けるようにしましょう。

 

まつげエクステンションはセルフでできる?

最近では、セルフでまつげエクステンションができ市販のキットや、HOWTO動画も多く見受けられ、「自分でもできるのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。

しかし、まつげエクステンションに使用するグルーや、ツィザーが目に入ってしまうと、角膜炎や結膜炎を引き起こしかねません。

そのため、まつげエクステンションをセルフで行うことは、おすすめしません。

 

まつげエクステンションの施術前にすること

まつげエクステンションの施術前は、下記のポイントを確認しておきましょう。

 

施術不可の条件に当てはまらないか

まつげエクステンションを行う際、施術ができない方もいます。

前述した施術不可の条件や、サロンが提示している条件をしっかりと確認しましょう。

 

アイメイクはせずに来店する

目元のメイクが残っていると、まつげエクステンションが綺麗に装着できない場合があります。

そのため、施術前はアイメイクをせずに来店することをおすすめします。

 

まつげエクステンションの施術の方法とは

初めてまつげエクステンションを装着される方は、ご自身にどのような手順で施術をするのか分からない方もいるのではないでしょうか?

こちらの項では、まつげエクステンションの施術方法をご紹介します。

 
施術中の女性(アップ)

テープワーク

施術時にまつげを見えやすくしたり、下まつげと上まつげが意図せずに接着してしまうことを防ぐためのステップです。

また、ツィザーからお肌を守る役割も兼ねています。

 

前処理

前処理では、自まつげについた汚れや皮脂を綿棒などで拭き取り、前処理剤の液を塗布します。

アイメイクや汚れが残っていると、まつげダニの発生など目の周りによくない影響を及ぼす可能性があるため、まつげエクステンションの持ちや仕上がりが変わる大切なステップです。

 

装着

専用のグルーを使って、理想の仕上がりになるよう、自まつげ1本1本にまつげエクステンションを装着していきます。

装着方法は、サロンの方針やグルーの種類、自まつげの状態によって異なります。

 

送風&テープアウト

まつげエクステンションの装着が完了したら、風を当ててグルーを乾かし、テープを優しくゆっくりと剥がします。

 

アフターケア

目周りのトラブル防止や、まつげエクステンションを長持ちさせるため、クレンジングやまつげ美容液に関する正しいセルフケア方法、注意点を説明します。

 

まつげエクステンションの疑問 Q&A

こちらの項では、まつげエクステンションに関するよくある質問をご紹介します。

クレンジング

Q.まつげエクステンションをつけていたら、メイク落としは?

まつげエクステンションを装着する際に使用する専用グルーは、オイルに溶けやすい性質を持っています。

そのため、メイクを落とす時は、オイルフリーまたはまつげエクステンションに対応したクレンジングを使用しましょう。

また、摩擦もまつげエクステンションが取れやすくなる原因です。

クレンジングの際はシートではなく、ミルクやジェル、バームタイプのものがおすすめです。

 

Q.まつげエクステンションの本数ってどう選ぶ?

目元の印象は、まつげエクステンションの本数でも変わります。

下記を参考にして、理想の仕上がりに近づけましょう。

 

ナチュラルが好みの方

ナチュラルな目元を演出したい方は、まつげエクステンションを100本以下に抑えると良いでしょう。

ぱっちり見せながらも、自然な目元に仕上がります。

 

ボリュームが欲しい方

目元にしっかりとしたボリュームが欲しい人には、120本がおすすめ。

すっぴんにも馴染み、毛質によってゴージャスにもナチュラルにも仕上げることができます。

 

しっかりメイクをしたい方

つけまつげを着けているような仕上がりがお好みの方は、160本がおすすめです。

まつげの密度が高くなるため、ボリューミーな目元を演出できます。

 

Q.付け替えるタイミングは?

まつげエクステンションは、約1ヶ月に1回の頻度でリペアを行うようにしましょう。

この時、自まつげに残っている本数が少なくなりすぎる前に、リペアを行うことがポイントです。

また、1〜2回リペアを行ってから、残っているものをオフし、新しいまつげエクステンションに装着し直すことをおすすめします。

都度、新しいまつげエクステンションに交換するのではなく、リペアを行うことで、自まつげへの負担だけでなく、コストも抑えることができます。

 

まつげエクステンションの資格

ツィザーを持つ手

美容師国家資格

アイリストとして、まつげエクステンションの施術を行うには、国家資格である美容師免許の取得が必須です。

美容師免許を取得するには、専門学校をはじめとする美容師の養成期間に2年以上在籍し、美容師国家試験に合格する必要があります。

 

認定講師資格取得講座

アイリストに必須な美容師免許を取得した後は、さらなるステップアップを目指して「まつ毛エクステンション認定講師資格取得講座」を受講してみては?

 

まつ毛エクステンション認定講師資格取得講座」で認定講師資格を取得すると、まつげエクステンションの講師としての活動はもちろん、サロンやメーカーなどのまつ毛エクステンション業界での活躍も期待できます。

 

また、こちらの講座には必要なアイテムは全て教材に含まれていて、届いたその日から学習のスタートが可能!

 

ぜひ一度「まつ毛エクステンション認定講師資格取得講座」の資料を請求してみてはいかがでしょうか?